ようやく建物ができました。これで終わりでは、ありません。 これから、毎日そこで暮らし、その建物と共に、5年、10年と年月を重ねていくのです。 どんなに完璧と思っても、使ってみて初めて分かることはたくさんあります。 そして、建物の老朽化は避けられません。 そう、建物にはアフターケアが必要なのです。

将来、せっかく建てた家で悩まないために、今からできることがあります。 歳を重ねるにつれて、家のあり方も変わってきます。 例えば、子供が成長した、歳をとった、という時に最初からある程度それを見越した、設計が必要になってきます。 また、5年後。10年後には、修繕費でいくらくらい必要なのか事前に知らせてもらうと安心です。 そして、設計者が、使い始めて出てきた不具合を相談できる相手であるかどうかもとても大切なのでは、ないでしょうか。